2013-01-26 16:27
「自衛隊のイラク派遣」さらには「自衛隊の存在自体」が実は「違憲」なんですか？」
自衛隊は現行憲法を厳格に適用すれば、どうも違憲っぽいようです。すくなくとも「合憲」と正面から断言できる代物ではありません。しかし現状のようにゆるく解釈すれば、「合憲になったわけではないが、違憲と断言するほどでもない」存在といえます。今のところ日本は大規模な戦争に直接参戦するような事態になっていないので、ここらへんを突き詰めて考える必要はありませんでしたが、考えなければならなくなったときには考えなければなりません。
違憲とも合憲とも言えないので誰かを罰することはできません。要はグレーなんで黙認中ってことです。
自衛隊即廃止論者に言いたいのは、自衛隊という巨大な組織が一晩で雲散霧消することはありえないということです。ちゃんと再就職とか考えてあげないと、経済難民が増えるだけです。また、どう考えても外交上手でない日本は軍事的に無防備になって大丈夫かという点でも疑問が残ります。一方自衛隊賛成派に言いたいのは、自衛隊＝軍＝侵略予備軍ということをちゃんと自覚してくださいということです。こちらで自衛隊と名乗っても、相手からは「軍」にしか見えません（近隣の某独裁国家が自国を民主主義国だと言い張っていますが、そうは思えないこと並）。軍の刃は両刃でして、しばしば自国民を傷つけるものだという覚悟もないまま単純に自衛隊を肯定してほしくありません。
まあ、一番無理のない選択肢は暫時隊員・予算ともにちょっとずつ減らしていく、その間に何とか政府は外交力を確保する…という案ですかね。これなら改憲という面倒な手続きもせず、日本の国力にあった外交が展開可能だと思いますが。
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現憲法がいいか悪いかの評価はおいておくとして、
違反しているかどうかだけを純粋にのべれば、以下の理由で「違反」です。
１）自衛隊は、武力行使をおこなう多国籍軍の一員であり、仮に自衛隊自体が武力行使をおこなわなかったとしても、「武力行使を伴う多国籍軍への参加は憲法上許されない」とする従来の政府見解に矛盾する。
2）自衛以外の武力行使をおこなえば、憲法9条2項違反（交戦権行使）であるが、イラク特措法で定められた「安全確保支援活動」の中には「掃討作戦への支援」「武装した米兵の輸送」「イラク国民の米英占領軍に対する抗議・抵抗運動の鎮圧への支援」が含まれ、武力行使と一体の活動とみなされる。
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ふ～む
現憲法って確か、日本の弱体化の為にアメリカが書いたやつですよね？
補足
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自衛隊（PKO活動とイラク派遣）について中学生でもわかりやすく教えてくださいm(_ _)m
イラク派遣における自衛隊の役割は、戦争によって破壊された道路や水道といったライフラインの復旧と、イラク復興の支援として学校や病院を建設することです。
一般の建設業者でも出来そうな事ですが、過酷な環境下でテロと隣合わせの危険な任務ですので、自衛隊が派遣される必要があります。
あまり大規模な派遣ではないのでイラクの人が求める支援の規模にどうしても届かなかったり、現地の有力者同士で自衛隊支援の取り分の奪い合いをしたりと問題もありましたが、概ねイラクの人々には好評だったようです。
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イラク派遣の自衛隊員に支給される危険手当は１日３万円。３ヶ月いたら、それだけで３００万円になる。
勿論、本来の給料も別途支払われます。
新聞報道によると、イラクに派遣された陸上自衛隊員は３ヶ月交代で、２年半のあいだに合計５５００人。
各方面隊は６００人ずつ派遣したが、本隊は５００人で、業務支援隊が１５００人。
この５００人のうち、自衛隊宿営地の管理と警備に各２００人。
従って、実質復興活動にあたったのは、６００人のうち１００人。（施設部隊５０人と衛生部隊５０人）
活動時間は当初１日３時間だったが、路上爆弾攻撃を受けた２００５年６月からは、１日１時間になった。
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